求人予算をいくらかけても求人応募が少なく、採用単価が高く悩んでいる採用担当者様。今回はIndeed,TownWork,求人BOX,転職ナビ,Google Jobsなどの検索エンジン型の求人媒体で求人応募が少ない原因を考え改善方法を提案させて頂きます。
検索エンジン型求人媒体にはアルゴリズムがある
アルゴリズムとは、ユーザー(求職者)の興味関心や検索ワードで表示順位等を最適化するルールです。そのルールはどの媒体も非公開ですが、媒体のアルゴリズムから嫌われてしまえばいくら求人広告費を掛けても求人原稿が求職者には届きにくいものとなり、アルゴリズムに好かれると少ない予算で多くの求職者にアピールする事が可能です。
求人媒体のアルゴリズムに嫌われる原稿
1、掲載ガイドラインに従わない原稿
Indeedの掲載ガイドラインに違反しスポンサー掲載で上位表示されない例をいくつかご紹介します。
例1>差別表現を原稿に記載してしまっている。
例えばウェイターやカメラマンなど思わず男性に限定してしまう単語や、バーテンや土方・土工などの職業差別をしてしまう単語等を意図せず記載してしまっている
・ウエイター→ホールスタッフ
・カメラマン→撮影スタッフ・フォトグラファー
・バーテン→バーテンダー
・土方・土工→建設作業員
例2>能力とは関係ない理由で応募を制限してしまっている
例えば、20代歓迎、女性歓迎、中高年歓迎などの表記は応募の制限と判断されてしまうようです。活躍中等の表現に変更する必要があります。また、高校生不可等就学状況による応募機会の制限も適当では無いと2022年の2月にIndeedから正式に広報されています。ナイトワークの求人等で高校生の応募を制限したい場合は高校生を不可とする正当な理由を付記しなければなりません(→風営法における年齢制限の対象、深夜労働のため等)。
例3>職種名や仕事内容と関係ないキーワードや記号は入っている
例えば「未経験者大歓迎⭐️キャバクラホールスタッフ⭐️日払い可」
このように職種名と関係のない記号やキーワードを入れ目立たせたくなりますが、ほとんどの検索エンジン型求人ではクリックを誘発をしているとされ検索結果に表示されにくくなります。
2、クリック率・応募率の低い求人
クリック率、応募率の低い求人は検索エンジン型の求人では採用単価が高くなってしまうだけではなく応募者にとって有意義ではない求人情報と判断されてしまい検索エンジンの上位表示がされにくい求人情報になってしまいます。クリック率・応募率の低い求人例をいくつか紹介します。
例1>ターゲットにそった求人内容になっていない
例えばホールスタッフの募集求人記事に専属ドライバーがいるので車の運転をすることはありません等〇〇ではない等を求職者にアピールする求人記事では、ドライバーや車の運転で仕事を探している求職者が検索する際に表示されてしまい、クリック率・応募率ともに低下してしまいます。〇〇ではない等の募集職種と関連の無い単語は避けた方が無難です。
例2>表示情報が少なすぎる
人気検索キーワードの文字付近に全く関係のない文章が並んでしまうと、なんの求人なのかが伝わらず見逃されるケースがあります。人気キーワードの近くの文章には仕事内容や待遇など自社の求人内容に沿った文章を入力するように心がけましょう。
例3>適切なタグが設定されていない
募集内容と全く関係ないタグを選択したり、求職者に需要がないタグ(例えば正社員の募集で正社員登用ありのタグを使ってしまう等)を選択してしまうとタグ検索した求職者にクリックされる確率が下がってしまいます。
例4>応募者に返信しない
例えばIndeedなどは返信率の高い求人とそうでない求人を求職者にはっきりわかるように表示されてしまいます。返信率の高い求人媒体に応募者が集まってしまいますので、希望する応募者から応募があった際も何らかの返信が必要となります。
まとめ
理想的な求人投稿
①掲載ガイドラインに従う
②適切なタグを使う
③応募者には必ず返信する
④人気キーワードを含む文章は求職者に伝わる文章で

次回求人関係のブログは
・属人化しない求人対応システム
・応募者にメールを送っても返信が来ない理由
・24時間365日戦えません、求人担当者1人では競合他店に勝てない理由
・Indeed、Google Jobs、求人BOXのアルゴリズム徹底解析
・検索型求人媒体とSNSのコラボで応募単価を劇的に下げる方法
を投稿予定です。
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